みなさんコンクパールは知っていますか?知っている人は少ないと思います。今回はその珍しいパール(真珠)を紹介したいと思います。
コンクパールって何?
コンクパールという宝石は聞いたことはありますか。実は世界で最も希少な宝石といわれているのがコンクパールなのです。
コンクパールはピンク貝という種類の天然の貝を母貝にしたイチゴミルク色の天然真珠のことです。ピンク貝は大型巻貝の一種で、カリブ海周辺の西インド諸島、バミュータ諸島、メキシコ湾などで採取されていますが、生息している数がとても少ないといわれています。
それにも関わらず、食用として過度な採取が行われたためピンク貝は絶滅の危機に面したこともあるのです。
とても高い希少性
コンクパールの色はイチゴミルク色が主ですが、赤っぽいものや淡い黄色~オレンジ系などカラーバリエーションは豊富です。コンクパールの中で最も希少性が高いといわれているのが濃いピンク色で、コンクパールの特徴でもある炎が燃え上がっているような火炎模様が出ているものだとされています。
もともと数が少ないピンク貝ですが、そのピンク貝の中のすべてにコンクパールが入っているわけではありません。実際にコンクパールが作られているのは1000~10000貝に一つとされており、とても希少性が高い宝石なのです。
また、健康・長寿などの意味を持ち、Deva(デーヴァ)といわれる幸運の精霊がいると言い伝えられています。コンクパールを持つ者は幸運を手にするともいわれている幸運の石なのです。
コンクパールと普通の真珠の違いは?
〇構造
一般的な真珠は七色の外套膜(がいとうまく)が何層にも重なってできる真珠層によって形成されています。しかし、コンクパールは真珠層を持っていないので真珠特有の光沢はありません。貝からできる宝石という面では一緒ですが全くの別物と考えた方が良いです。
〇形状
コンクパールはほとんどが球体では無く、細長い楕円のような形状です。通常真珠のサイズは直径で表しますが、コンクパールはカラット(重量)で表すことになっています。
日本のように真珠の養殖はできるの?
2009年にようやくコンクパールの養殖に成功したと発表されましたが、通常のパールが2枚貝なのにたいしてコンクパールは巻貝です。他の真珠のようにはいかないようで、養殖産業化するまでには時間がかかりそうです。
まとめ
今回はコンクパールについて紹介しました。こんなにきれいなパールを見たのは初めてでした。みなさん是非興味がありましたら調べてみて下さい。