なぜ金が資産であり続けるの?資産としての金について

皆さんは金についてどのような知識を持っていますか?多くの方はそもそも金とは何なのか、金の純度、カラーゴールドの種類などといったものについて知っている人が多いと思います。しかしなぜ金が資産であり続けるかについて考えたことがある方は少ないのかもしれません。
今回はなぜ金が資産であり続けるのか、資産としての金について解説していきます。

なぜこんなにも金の価値が高いの?

世界中にある金を集めると約17万トンあるといわれています。数字だけで見るとあまりわからないかもしれません。しかし世界規模でみると、かなり少ないのが現状です。わかりやすくいうと、皆さん小学校の頃のプールがありますよね。端から端まで25mありますが、そのプールが約7杯くらいの量です。この約17万トン以外のほかにも、未だ掘り起こされていない金は6万トンあるともいわれています。しかしこれらは発掘しにくい場所にあるため、なかなか掘り起こすことができないのです。
実は海水中にも少ない量ですが金は含まれています。しかし利益が生まれるほど効率的に抽出する技術は今のところないのです。

どうして金の価格は変動しやすいのか

〇ドルと金価格の関係性
世界各国の中央銀行は、外資準備として米ドルを保有しています。万が一の保険の為に金を同時に保有している場合はほとんどなのです。そうなると金は通貨として使われていることになります。
一般的に米ドルが安くなれば金の価格は上がり、反対に米ドルが高くなると金の価格は下がるといわれています。

〇インフレ
インフレになると金に需要が集中してしまい、価格が上がってしまいます。

〇需要供給
金や物の価格は需要と供給の量のバランスによって決定しています。もしも金の価格が高騰している場合は、需要が供給を上回っているということです。また、金は世界中各地で取引されているため、価格に対して公平性に保たれています。そのおかげで誰でも公平に納得がいく買取ができるという利点があります。金が資産であり続ける理由の1つともいえるでしょう。

〇地政学リスク
地政学リスクとは、テロや戦争、世界の政治・経済などの今後の予測がつかなくなる状態のことをいいます。債券などはこの影響をじかに受けるので、地政学リスクが高まると物自体に価値がある金が買われるようになり、価格も高まってしまうのです。

金はこれからも安定している?

金は資金運用の1つといわれていて、当然固定資産税はかかりません。そうなると余裕資金で購入して金にかえるのもいいかもしれません。
この先もさらに金の価値が高騰する可能性もなくはないということを知っておきましょう。

まとめ

金が資産であり続ける理由について解説しました。
こう見ると意外と知らないこともたくさんあるかもしれません。もちろん私もそうでした。
これを機にたくさん金に関する知識を広めましょう。

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