若い方よりもお年寄りに多いかもしれませんが、金歯をお持ちの方に朗報です。実は金歯も売れるということをご存知でしょうか?遺品整理をしていたら金歯が出てきたという方や、これから金歯を外すという方、処分はせずに買取店舗に出してみましょう。
ここでは、金歯の買取についてご紹介したいと思います。
金歯にはいろんな種類がある
金歯にはいくつかの種類がありますので一部ご紹介します。
○インレー
インレーとは詰め物のことです。歯を削ったときの穴を保護するために詰め物で埋めるのです。金属では金銀パラジウム合金が主流で使われます。これは金が12%しか使われていません。そのほかは20%のパラジウムと各種混ぜ合わせた合金になります。
○クラウン
クラウンとはかぶせのことです。歯の全面や一部にかぶせて、失った部分を保護するために使われています。金属では金銀パラジウム合金の他に金合金、白金加金などが使われています。金合金は14金〜20金まであり、買取時にもある程度値がつくといわれています。
○ブリッジ
ブリッジとはクラウンの派生バージョンのことで、失った歯の両側を削ってクラウンをかぶせ、それを支えにして失った部分に人工の歯を設置する方法です。前から4番目以降の歯にはブリッジを施す場合、必ず金属で作られます。
○金属床義歯
金属床義歯とは総入れ歯の中で土台部分に金属を使っているものをいいます。チタンやコバルトクロムが主流で使われます。金合金や白金加金が使われている場合、買取対象外になることもあるようです。
買取で一番重要なのは「金の純度」
金歯の買取で一番重要になるのはやはり「純度」です。金歯とはいえ、金には変わりありませんのでやはり純度が一番重要になるのです。金歯に含まれる金の含有率はさまざまありますが、24金ということはあまりありません。それには理由があり、金は柔らかいため金のみで作ってしまうと形が変わってしまうのです。そして強度も弱いのでパラジウムや他の金属を入れて強度を増やしているのです。
売るときに気をつけたいこと
金歯を売るときにはいくつか気をつけてほしいことがあります。
それは、きれいな状態で持っていくことです。歯は口腔内に入っていたもので、鑑定する人も触れるのには抵抗があります。取ったものをそのままではなく、洗剤などできれいに洗ってから持っていくようにしましょう。
そのほか、店舗選びにも気をつけましょう。金歯の買取はどこの店舗でも行っているとは限りません。買取対象店舗かどうか事前に確認しましょう。そして店舗によって買取価格が多少変わりますので、いくつかの店舗で比較してみましょう。
まとめ
金歯も買取してもらえるのですね。処分しようとしている方は一度査定に出してみると良いでしょう。