透明感のあるブルーが美しいアクアマリンですが、比較的安価なアクセサリーにも使われる宝石なので、持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、アクアマリンといっても産地や色が違うのです。アクアマリンの産地や石の特徴、品質についてご紹介します。
世界の産地と特徴
19世紀初頭まで、ブラジルやロシアで良質なアクアマリンが産出されていましたが、現在では、ブラジル、ナイジェリア、マダガスカル、モザンビークなどが上げられます。
主にインドやドイツ、タイに輸出してから研磨しているようですが、ブラジルでは産地で研磨し、輸出されている場合が多いです。
〇ブラジル産
アクアマリンといえばブラジルといわれるほど定評があり、大粒で傷が少なく純色に近い淡いブルーのアクアマリンがブラジル産の特徴で、原形を活かしたファンシーシェイプカットが多いです。
グリーンの色味を加熱処理で排除し、とても美しいブルーは年月が経っても変化することはありません。
〇モザンビーク産
ナイジェリアより遅い1991年にアクアマリンの採掘を始めました。色味が濃く質の良いアクアマリンが特徴ですが、色が強すぎてグレーっぽいものもあります。
〇ナイジェリア産
1983年にアクアマリンの産出が始まりました。ブラジル産と比較すると傷が多く、加熱処理をするとひびが入るかもしれないため、天然のまま市場に出回っていることが多いのが特徴です。
色が濃く、1~2カラットと質の良いアクアマリンが産出されていますが、明度や大きさもバラツキがあります。
最高品質!サンタマリアアクアマリン
サンタマリアアクアマリンはブラジル鉱山で採れる最高品質のアクアマリンです。
また、サンタマリア地方で採石された、藍色に近い深い色のアクアマリンの美しさは他のアクアマリンとは別格です。一般的なアクアマリンより希少価値が高く、買取価格も高いです。
高額買取されるようにしっかり保管しよう
宝石を身に付けたら、必ずシリコンクロスで良く拭き、宝石をしまう際には、他の宝石とぶつからないように、個別に、または仕切りのある宝石箱に入れましょう。
また、直接日光に当たる場所で保管はせずに、通気性の良い場所に保管しましょう。
まとめ
今回はアクアマリンについて紹介しました。
アクアマリンの持つ意味は、人に対する許容力や許す心の強化、余計な一言を防ぐといった効果があるといえます。精神的な安定をもたらしてくれます。使っていないアクアマリンをお持ちの方は買取に出してみるのも良いかもしれません。