希少石グランディディエライトとは

宝石、というとダイヤモンドやルビー、サファイア、エメラルドなど様々な種類があります
。中には「こんなものもあるの?」といった、名前も知らないような希少なものまであります。
今回はその中でも、「グランディディエライト」という希少石についてご紹介します。

グランディディエライトとは

グランディディエライトは、1902年にフランスの探検家アルフレッド・グランディディアがマダガスカルで発見し、その名前にちなんで命名され、世界10大希少石の1つとも言われています。
発見こそされたものの、宝石として扱える品質のものは長い間発掘されていませんでした。
発見から100年以上たった2014年5月、ようやく純度の高いものが発見されました。
ただ、ダイヤモンドの年間産出量はおよそ20トン、このグランディディエライトは2014年5月~2016年3月までのおよそ2年間でわずか800キロ程度しか発見されておらず、東明部分は60g、1カラット越えは10個未満でとても希少な宝石です。色味はブルーグリーンで、アクアマリンよりも緑味が強い色をしています。

ジュエリーとしての価値

宝石にはモース硬度というものがあり、引っ掻きに対する硬さを表すものがあります。ダイヤモンドは最大値の10で表され、このグランディディエライトは7.5で表されるため、エメラルドやアクアマリンなどの宝石と同等の硬度です。
ジュエリーとして大事な要素として「傷のつきにくさ」があります。グランディディエライトは硬めの宝石なので傷には比較的強い性質があります。
現在指輪やネックレスなどを販売しているお店がありますが、ダイヤモンドやプラチナなどを並べて作られているものが多く、グランディディエライト単体でのジュエリーはあまり多くありません。というのも、そもそもの発掘量が少ないため市場への流通量が少ないからです。
透明度の高いものは1カラット越えで100万円するものもあり、非常に貴重な宝石です。

どれを選ぶべきか

同じ宝石にも様々な種類があります。カラットであったり透明度の違いによって値段が大きく変わります。
このグラディディエライトは透明度の高いものはほとんど出回っておらず、大抵のものは透明度が低くジュエリーとして使用するにはあまり適さないものが多く、そのようなものは価格が下がります。
また、色味も濃いほど価値が上がります。そのため、透明度が高く色味が濃いものがジュエリーとしての価値や値段が高まります。

まとめ

今回は希少石のグランディディエライトについてご紹介しました。希少なため取り扱っているお店はまだまだ少ないかと思いますが、見つけた際には一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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