6月の誕生石~ムーンストーン~

以前パールをご紹介しましたが、今回は6月の誕生石「ムーンストーン」の石の意味や歴史についてご紹介します。

ムーンストーンの歴史

世界各国で、月にまつわる石だと考えられました。ムーンストーンの元祖となった石は、紀元前1世紀頃から人々に知られ始めたそうです。
古代ローマ時代の著書、プリニウスの「博物誌」やアルベルトゥスの「鉱物書」の中にもムーンストーンに関する記述が見られます。
それらの中では「この石は、月の光によってその大きさが変わる」と記されていました。
古代インドでは「月の光が固まってできたもの」と信じられ「聖なる石」といて聖職者は必ず身に着けていたそうです。
他にもムーンストーンに関わる様々な伝承がありますが、いずれも「月に関わりの深いもの」と信じられていたようです。

ムーンストーンの語源

その神秘的な名が示すように、世界各地で月のパワーを秘めた石として崇められ大切にされてきました。 現在の『ムーンストーン』という名で呼ばれ始めたのは、1600年代からだといわれています。 その語源は、ギリシャ語で月という意味の『セレニテス』。和名では、「月長石(げっちょうせき)」と呼ばれています。

ムーンストーンの石言葉

宝石それぞれには石言葉があります。ムーンストーンはどんなものがあるでしょうか。
・健康(けんこう)
・長寿(ちょうじゅ)
・富貴(ふうき)
・愛の予感
・純粋な愛
・母性本能
・悪魔払い
と7つの宝石言葉がつけられています。
ただし、正式に定められた6月の誕生石の石言葉は
・健康(けんこう)
・長寿(ちょうじゅ)
・富(とみ)
の3つです。

ムーンストーンの効果

ムーンストーンは様々な変化に合わせて調子を整え、心を解きほぐして、大らかな気持ちにさせてくれるヒーリングストーンです。一見繊細そうに見える石ですが、実はとても自浄能力が高く、周囲の雑音や悪影響を受けにくいので、どんな状況でも安らぎと癒しの波動を絶やさず、情緒的なバランスを良い状態へと導き、保ってくれるでしょう。また、月は古来より女性性を象徴することから、ムーンストーンは女性特有の不調を和らげてくれると伝えられています。母性を高めて、イライラを鎮めてくれるので、年配の女性や出産を控えた方への贈り物としてもよく用いられています。

まとめ

今回は6月の誕生石part 2をご紹介しました。誕生石には色々な歴史があり、奥が深いですよね。誕生石と紹介していますが、もちろん誰が持っても良いものです。石言葉や効果を見ると幅広い方に持ってもらいたい石です。誕生石はまだまだありますので、これからもぜひ紹介していきたいと思います。

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