金粉って買い取ってもらえるの!?

金粉をたくさん保有している家はあまり見かけませんが、何らかの事情で手元にある金粉を売りに出したいときが来るかもしれませんよね。金粉を売買する場合、特別な知識は必要なのでしょうか。今回は金粉を売るときに役立つポイントを紹介していきます。

純金の含有量で買取額が変わる

金粉は見ただけではその純度はわかりません。100gの金粉があったとしても、丸ごと金100gの時価相場で買取ってもらえるとは限らないので注意が必要です。
買取業者に持ち込まれる金粉の中には、他の金属や木片、塗料などの不純物が混ざっていることがあります。専門の買取業者は1,000度の高温にかけて金だけを抽出し、不純物が多いほど金の含有量が少なくなり、買取額は下がります。
さらに同じ金であってもK24なのかK18なのかによっても査定額は変わります。金の種類と、量を調査後に、金の相場と照らし合わせ価格を割り出します。
金粉の価格の査定には精錬分析という過程が必要なので、たとえ、買取できるような金が検出されなくても売らなかった場合に元の状態では戻ってこない可能性があることを知っておきましょう。

食用金箔は売れるの!?

華やかさや運気が上がるイメージがあることから、スイーツやお酒、食べ物にも金箔が良く使われていますよね。SNSでの反響も大きいため食用金箔の需要が高まっています。余った食用金箔は売れるのでしょうか。
結論からいうと量があれば売れないことはありませんが、効率はかなり悪いです。一般的売られている金箔は金の含有量がそれほど多くはありません。大半は2~3%で、それ以外はプルランという食べられるプラスチックが90%以上を占めています。かなりの高級品になると、純度95%以上の食用金箔がありますが、1gの100分の1単位で売られているため、食用金粉としてはかなりの高額になります。
買取業者は金1g当たりの参考買取価格を公表していますが、食料金箔を買取ってもらうためには、相当の量がなければ扱ってもらえないと考えたほうがいいと思います。

売るときの流れ

金粉を売るときは他の宝飾品を売るときとほぼ同じです。店頭に足を運ぶか、宅配で送って査定してもらうことになります。
先ほども説明いたしましたが、金粉の鑑定には精錬分析が必要なため、量によっては約1~2週間程度の期間がかかる可能性があります。
金粉を売るときは、運転免許証やパスポートなどの身分証明書が必要となるため、忘れずに持参してください。宅配買取の場合は申込書に身分証明書のコピーを同封し、品物を送ります。

まとめ

今回は金粉や金箔の買取についてご紹介しました。
店舗によっては金粉そのものが買取不可の店舗もあるので、確認してみましょう。
これらのことをふまえた上で、金粉を売りたい方は是非、買取に出してみてください。

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