金・プラチナの買取と聞くと皆さんは何を重視しますか?多くの人は価格を重視すると思うのですが、実は密度が大事になってくるのです。果たしてこの2つは密度とどう深くかかわっているのでしょうか。
今回はその2つの密度の関係性と特徴について紹介します。もし買取を考えている方は参考にしてみてください。
金の密度
密度とは、物質を1cm³に統一した時の質量のことを指していて、金の密度は19.3g/cm³となっています。金とは反対に、銀の密度は10.5g/cm³となっていて、金と銀を比較すると金のほうが圧倒的に重いということがわかります。金属の中には同じ質量で用意しても、手に取った時に重いものもあれば当然軽いものもあります。これは金属それぞれで密度が違うからなのです。
金の特徴
金の特徴は主に4つあります。
・かなり柔らかく、加工がしやすい
・温度を伝えやすい
・耐腐食性が高い
・電気を通しやすい
金は柔らかく加工がしやすいため、私たちの生活に深くかかわっています。
プラチナの密度
金以外にも人気があるプラチナ。プラチナの密度は21.45g/cm³となっています。数字からわかる通り、金よりも重いということになります。
プラチナの特徴
プラチナの特徴は主に4つあります。
・非常に酸化しにくい
・溶けにくい
・金と比較すると加工が難しい
・熱に強い
金と同じようにプラチナは外部からの影響を受けにくくなっていて、金のアクセサリーよりも高値で販売されています。
なぜ密度が大事か
査定の段階では、その商品に傷を与えない形でその質の良さをしっかりと見極めなくてはいけません。こういったときに重視されるのが密度です。
他には金の純度がわからない時にも密度は有効になってきます。例えば24kと呼ばれている純金の場合は、19.32g/cm³、18kの場合は14.84~16.12g/cm³となります。14kになるとさらに密度は小さくなります。密度に幅があるものは、どのような金属を混ぜているかによって密度は大幅に変わるからなのです。
かといって、密度だけを重視すると偽物と出会うこともあるので、注意しましょう。
簡単にできる密度を測る方法
【準備するもの】
・水
・糸
・はかり
・プラスチックのコップやボウル
【手順】
1.金属をはかりに乗せる
2.コップまたはボウルに水をいれてはかりにのせてから、メモリを0にあわせる
3.金属を糸で結び、水の中に入れる
4.1で出た数字と3で出た数字を割る
これで密度は計算できます。
しかしこれはちょっとした変化で数字が変わってきます。なのでその数字はあくまでも目安として考えてみましょう。
まとめ
今回は密度について紹介しました。自宅でも簡単に密度を測ることが出来るので、試してみてください。