翡翠ってなに?

翡翠は、産地によって種類や色が変わります。翡翠は全て同じだと思われやすいですが産地や種類を知るとより翡翠に興味がわきますよね。今回は翡翠について紹介したいと思います。

翡翠に産地は?

翡翠は外国ではジェイドと呼ばれ、世界中で採掘がされています。
現在の宝石市場で流通する翡翠はミャンマー産の翡翠が独占しており、ミャンマーは翡翠の商業的な採掘が認められています。中心的な輸出品としてミャンマーの経済を支えているのです。
ミャンマー産の翡翠は翡翠の品質評価の基準である、翡翠輝石の含有量が他に比べてダントツで高く、発色や透明度も最高級といわれています。翡翠はミャンマーの他にアメリカやグアテマラ、日本でも少しですが産出されています。

日本と翡翠

2016年に日本の国石に選ばれた翡翠は、縄文時代の中期の遺跡から翡翠を加工したものが見つかっており、日本の宝石の原点といわれています。
そのあとも、装身具や勾玉などに加工され、大切に扱われてきました。
しかし、奈良時代以降に翡翠は姿を消してしまうのです。国内の翡翠の産地はこのことから長い間わかっていませんでした。昭和初期に新潟県で翡翠の原石が見つかり、日本の遺跡で発見された翡翠は全て新潟県から採掘されたものだとわかりました。新潟県の翡翠はとても硬く、頑丈で、美しい煌めきが特徴です。
質や採掘される量ともに日本で一番の翡翠の産地になりました。

翡翠の種類と色

翡翠というと何色を思い浮かべますか?
翡翠といえば緑色なのですが、緑の他にも灰色やオレンジ、白色や赤など様々な色があるのです。翡翠の純度を決める、翡翠輝石の基本色は白なので、真っ白な翡翠は濃緑の翡翠と同じくらいの価値があるとされています。
また種類はネフライト(軟玉)とジェダイト(硬玉)の2種類あり、高額で取引されるのはジェダイト(硬玉)です。
中国ではネフライトは半貴石の分類のため、中国で販売されている翡翠はネフライトです。しかし、軟玉でも白く透明感のあるものは洋脂玉と呼ばれ、中国ではジェダイトより、価値が高いです。ですので、買取に出す際は、ネフライトとジェダイトを鑑別できる人に依頼しましょう。

翡翠の最高級琅かん(ろうかん)

翡翠の中でも最高級品なのが琅かんといわれる翡翠です。これはトップクラスの買取価格になります。翡翠は元々値段が決まっておらず、翡翠輝石の色で不純物と結びつき緑、灰色、オレンジの色になります。
この中に濃い緑の色調の繊維状の結晶が均一に組み込まれ、とても密に結びつき全体に透明感を保ったものを琅かんといいます。

まとめ

今回は翡翠について紹介してきました。翡翠をお持ちの方は自分の翡翠がどの種類の翡翠なのか確かめてみるのはいかがですか?もしかしたら琅かんかもしれません。

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