金の刻印について

金製品をよくよく見てみると刻印されているのはご存知でしょうか。刻印はその金の情報が記されています。偽物が流通していることがあるので、本物と偽物を見分けるためには刻印をチェックすることが大切です。今回は金の刻印についてご紹介したいと思います。

金の刻印とは?

金製品には全てではありませんが、ほとんどには刻印が彫られています。刻印には様々な種類があり、金の純度・製造元・石の種類・貴金属の種類など製品の情報を示したものです。刻印の理由としては、金の情報が分かるだけではなく、偽物ではないことを証明しています。金の保証をするために、刻印が彫られているのです。

一般的な金の刻印の種類

金は柔らかく、純金の状態ではアクセサリーなどの加工品には向いていません。そのため、金以外の金属と混ぜ合わせて適した固さに調整してから加工します。日本では、金の純度を表すK(カラット)に続いて、金と他の金属との割合を示す数字を刻印します。K(カラット)数は金の純度を24分率の重量比率で表したものです。

・K24または1000…24金(金100%、純金)
・K22または917 …21金(金91.7%)
・K21または900 …21金(金90.0%)
・K20または835 …20金(金83.5%)
・K18または750 …18金(金75.0%)
・K14または585 … 14金(金58.5%)

アトKって何?

日本では「K18」というように”K”が先にきますが、「18K」などと”K”があとからつくものをアトKと呼びます。アトKとは、表記よりも純度が低く、その純度もバラバラになっている場合があります。このアトKは、東南アジアなど海外で作られたものや非常に古いものが多いため注意が必要です。アトKを買い取りに出した場合は、お店によって品位を下げたり、買い取りをしてくれないお店もあります。

ホールマークとは

造幣局は、貴金属の純度を検査し、その品位を認定しています。その検査で認められたものだけが「ホールマーク」と呼ばれる刻印が打たれています。日本では日本の国旗マークが左側に打たれており、その右側にはひし型のマークが打たれています。日本だけではなく、海外の造幣局もホールマークを作っています。

まとめ

いかがでしたか?刻印は、金の情報を伝えてくれます。その他にも、偽造を防ぐことにも役立っています。金の価値は純度で決まるので、純度について知っておくことが大切ですね。

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