消費税率アップの裏技!金地金を売却しよう

今月1日(2019年10月)に消費税が8%から10%に引き上げられました。前月には「増税前ブーム」が訪れ、高額商品から日用品のまとめ買いなど、さまざまな商品の駆け込み購入のニュースが話題になりましたよね。もちろん金地金も「駆け込み需要」が発生しました。
今回は、そんな増税前に買ったまたは持っていた「金」の売却についてご紹介します。

金地金を増税後に売却すると得をする!?

金地金を購入するときは、もちろん消費税を支払いますよね。実はこの消費税、販売店へ売却する時にも同じように消費税を受け取ることができます。
つまり、消費税増税前の8%の時点で購入した金を、10%へ増税した今売却すると、なんと購入した時点では8%の消費税額であったにも関わらず、売却した際に受け取れるのは10%の消費税額が加算された金額になります。

【税抜き500万円の金を購入した場合】

購入時: 500万 + 40万(消費税8%) = 540万

売却時: 500万 + 50万(消費税10%) = 550万

上記のように、売却時にかかる消費税は現在の税率になります。ちなみに、消費税の課税対象は法人および個人事業主のみとなるため、個人の場合、売却時に受け取った消費税を税務署に納める義務は発生しません。つまり、この2%はもらい得ということになります!
金はそもそも価値の高いものですので、たった2%の消費税でも数十万円も得をする計算です。

増税前に金が売れる理由

増税前に金を購入する人が増えるのは、増税後に売却すると得をするからという理由だけではありません。
金はいつの時代も価値のほとんど変わらない資産として、利用されてきました。お金で資産を持つよりも良い方法として、金の値段が高くなる前に手に入れておこうと考える人が増えるのです。そのため、金は増税前に購入率は増えるというわけです。
もちろん、もう増税してしまったからといって金を購入するのは遅いというわけではありません。これから、消費税もどうなるのかわかりませんし、大きく価値が変わることもないものなので、金を所持していても損はないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?まさか増税が金にとってプラスに働くことがあるなんて驚きです。
皆さんは増税と金の価値の意外な関係があることはご存じでしたか?今まで知らなかった人は、ぜひこの機会に金をお得に売却してみてはいかがでしょうか。
金の単価によってもプラスになる金額は異なるので、自分にとって利益になる方法を選びましょう。

-知っておきたい情報コラム