宝石サンゴ知っていますか。私は最近宝石サンゴが存在することを知りました。普段の生活で宝石サンゴに接することは少ないですよね。今回は宝石サンゴについて紹介していきたいと思います。
サンゴってなに?
ダイヤモンドやエメラルドが鉱物からできているのに対して、サンゴは生物からできている宝石です。生物から作られる宝石で他に有名なものは真珠や琥珀があります。宝石としてのサンゴはサンゴ虫という腔腸動物が集まって作ったコロニーの土台となる骨格部分になります。しかし宝石として扱われるサンゴは貴重珊瑚といわれる一部の種類だけなのです。
宝石サンゴは八放サンゴという分類で深海に生息しており、一方のサンゴは海岸などの浅いところで見られるサンゴで六放サンゴに分類され、生物的に種類が違うのです。
宝石サンゴの歴史
宝石サンゴが人間と関わりをもったのは紀元前2万年の旧石器時代です。ギリシャやローマ時代には壁画や花瓶の装飾でサンゴ樹が描かれていたり、宝飾品でも多く利用されていました。
日本にサンゴがもたらせられたのは仏教伝来と共に地中海サンゴがシルクロードを渡り聖武天皇に献上されたともいわれています。
日本のサンゴ採取漁業は明治以降に急速に発展し、土佐沖で桃色サンゴと赤サンゴが発見され品質の良さから世界の注目の的となりました。現在では高知県の伝統産業として定着しています。
サンゴの色
〇赤いサンゴ
サンゴというと赤い色を思い浮かべる方が多いと思います。赤いサンゴの中でも血のように深い赤色で色むらがないものは最高品質で日本では血赤、欧米ではオックスブラッドと呼ばれています。
〇黒いサンゴ
最近注目を浴びているのが黒珊瑚です。密度が高く磨くと鉄を思わせるくらいの見事なツヤがでるのでシックなアクセサリーに最高です。
〇白サンゴ
白サンゴは雪のような色、みずみずしい光沢が魅力的です。白さを際立てるために漂白処理されることも多いサンゴだそうす。
〇ピンク色のサンゴ
赤色が最高品質とされているためか、日本ではピンク色のサンゴをぼけと呼びます。しかし、本ぼけといわれるぼけよりも淡い色をした桃色サンゴは赤サンゴに引けを取らない人気があります。
〇地中海サンゴ
サルジまたは胡渡りといわれイタリアはサルジニア島近海の海底約30mの浅い海に多く生息しています。このサンゴは赤サンゴに似て美しいため人気も高く、赤黒いものは高級品として扱われています。
まとめ
サンゴは色々な種類があるのです。鉱物の宝石にはないカラーやツヤ、質感は個性的な宝石で魅力的ですよね。気になった方は是非、サンゴについてチェックしてみてください。