金よりも高値で売れる!?その名もパラジウム!

皆さんが貴金属の買取で思い浮かべるものといえば、金やプラチナ・宝石などだと思います。
ですが近年、買い取り価格が急激に上昇していて、今が売り時と大変注目を集めている金属が存在します。
その価格は金の価格を上回って、プラチナの2倍近い価格になったこともあるほどです!!
今回はそんな夢のある金属について、紹介していきます。

そもそもパラジウムって何?

まずはパラジウムについてご紹介します。
この金属は、1800年頃に発見されたプラチナ系の金属の一種で、金や銀・プラチナと同じ貴金属に分類される金属の仲間です。
性質の特徴としては、水素を取り込む水素吸蔵性や、比較的低い融点を持つ貴金属であり、
自身の体積の約935倍の水素を内部に吸着させることが挙げられます。

私たちの生活の中のパラジウム!

私たちの生活で最も一般的な使い道として挙げられるのが、歯科医療の銀歯(インレー)です。
実は、金属製の銀歯のほとんどは、このパラジウムが原料になっているのです。
さらに、最近では価格の高いプラチナやホワイトゴールドの一部としてではなく、パラジウムを種としたジュエリー生産も盛んになっているほどです。

このように比較的加工しやすい金属であることから、生活のあらゆる局面で使われる便利な金属なのです。

パラジウムの価格が高騰している原因は?

ニュースなどでパラジウムの価格高騰を目にして、気になっている方も多いのではないでしょうか。
パラジウムの価格は、2018年11月頃に最高値となり、2019年の2~3月時点では4,400円台となっています。金とほぼ同価値であり、プラチナの価格よりも優に上回っています。

この価格急騰の背景には、2015年9月にドイツのフォルクスワーゲン排ガス不正処理事件が発覚してから、他のディーゼル車にも発覚し、欧州のディーゼル車が低迷に追い込まれました。
そんなディーゼル車の排気処理不正を受け、ガソリン車の需要が高まったことが原因となり、その触媒となるパラジウムの需要が高まりました。

また、パラジウムは、元々貴金属の中でも希少性が高いレアメタルであることから
近年ますます供給不足に陥っています。このこともパラジウムの価格の高さを支えています。

さらに、パラジウムの原産地はロシアと南アフリカ共和国の2ヵ国で、全体の約85%を占めていますが、最大産出国のロシアが米国から受けた経済制裁も関係しています。
その経済制裁の対象に、パラジウム大手の会社も含まれていたのです。

パラジウムの価格急騰には、これらの背景により、需要と供給が合っていないことが考えられています。

パラジウムの今後と売り時は?

これまでご紹介したように、パラジウムの価格が高騰している今、皆さんはどういった捉え方をすればよいのか悩むでしょう。
もちろん、急騰は一時的なものであり、今後もパラジウムが長く高値で取り扱われるとは言い切れません。
なので、慌てて行動に移すということは避けたほうが得策でしょう。

まずは世界経済の雲行きを確認しながら、自動車関連の情勢であるガソリン車の規制や、電気自動車の推進といった視点からも今後を見据えることがをオススメします。

まとめ

これまでお話したように、あまり名前が知られていないパラジウムも、私たちの生活の様々な場面で使用されている大変貴重な貴金属なのです。
あなたのお家でも、タンスの中にパラジウム製のジュエリーが眠っているかもしれません。是非一度確かめてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、とんでもないお宝に変身するかもしれませんよ!

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