世界で有名な宝石はたくさんあります。宝石自体きれいなため、一瞬で虜になる人も多いのではないでしょうか。宝石は昔から美しさの象徴でもあり、魅了してきました。そんな美しい宝石ですが、時として次々と不幸が訪れてしまういわくつきの宝石があるのだとか。
今回は「呪いの宝石」について紹介します。
呪いの宝石って?
〇ホープダイヤモンド
45.50カラットとかなり大きいサイズの宝石で、その価値は金額にすると200億円にもなるのだとか。9世紀頃発見されて見つけた農夫がたいそう喜んでいたのも束の間に、軍隊が攻め込みダイヤを渡すまいと拒み続けた農夫の腕ごと切断してダイヤは強奪されました。その後、インドの寺院に埋め込まれたのです。
そこから800年後にフランス行商人のダベルニエがインドにある女神のダイヤモンドのうち1つを盗み、ルイ14世に売ったことを知った寺院の僧侶がダイヤに呪いをかけたことが始まりといわれています。ダベルニエもルイ14世も亡くなり、その後所有した方たちも命を落としてしまったのです。
1830年に実業家のヘンリー・フィリップ・ホープがこのダイヤを所有しましたが、急死したことから「ホープダイヤモンド」と呼ばれるようになりました。
〇サラスバティの涙
サラスバティとは智恵を授かるという女神のことをいいますが、このサファイアは知恵ではなく不幸をもたらすのだとか。最初にその宝石を手にしたボルフォールは髪の毛が急に抜け始めサファイアを手放しました。そこから所有者を転々とするも転落したり交通事故に遭ったりと不幸に見舞われました。
〇オルノフダイヤモンド
19世紀の初めに採掘されたことがきっかけです。かつてはインドの寺院にあったものの旅の途中に盗まれそこから呪いがスタートしました。この宝石も、所有者を転々としながら自らの命を絶ってしまったなどといった怪奇現象に見舞われました。
〇デリー・パープルサファイア
ロンドンの博物館の学芸員が箱の中にこの宝石を見つけたのが始まりでした。その箱の中には、宝石と一緒に呪いのメモが置いてあり、宝石は海に投げ捨てるべきだと忠告が書かれてありました。この宝石の所有者には金銭面でトラブルがあったり、病気になったりと災難が起きているのだとか。その後うんざりした所有者のエドワードは運河に捨てるも再び彼の手元に戻ってきたのです。その後箱に宝石を封印し、自分の死後3年経つまで開けるなと指示を残し、ロンドン博物館へと寄付しました。
まとめ
今回は世界で有名ないわくつきの宝石について紹介しました。この他にもまだあります。宝石は見た目はきれいですが、こういう風にいわくつきの宝石もあるんですね…もし見つけた場合は持ち帰らないようにしましょうね。