みなさんは自分の誕生石をご存知でしょうか。特に女性は興味のある方も多いので、ご存知の方もいるかもしれません。ジューンブライドといわれる6月ですが、今回は6月の誕生石をご紹介したいと思います。6月は誕生石が2つあるので、今回は「パール」についてご紹介したいと思います。
歴史
パールは、西洋で古くから「月のしずく」や「人魚の涙」と呼ばれていました。世界各地で昔から宝石として珍重され、希少性から薬の効能も期待されていました。
紀元前3200年頃の古代エジプトではすでに宝飾品として使われ、クレオパトラも好んで身につけていたといわれています。古代の日本では、パールが一大産地となったことにより中国への朝貢品などとして使われてきました。奈良時代には天皇の衣冠装束に使われ、身分の高い人の象徴ともいわれていました。
パールは、呪術的な意味ももっていました。仏教の七宝に数えられることもあり、寺院跡地からはパールが出土することもあります。
語源
パールはその形から、ラテン語で「洋ナシ」を意味する「ピルラ(perla)」や、二枚貝を意味する「ペルナ(perna)」という言葉からつけられたのではないかといわれていますが諸説あります。日本では「真珠」と呼ばれ、山で採れる美しい石「玉」と、海で採れるものを「珠」ということから名付けられたとされています。
石言葉
宝石にはそれぞれ石言葉があります。パールにはどんなものがあるでしょうか。
【健康】【長寿】【富】【純潔】
【円満】【完成】【芸術的才能】
などがあります。涙の象徴でもあるパールは、故人や遺族への敬意の表れにもなるといわれ、身につけることで純粋になれるようです。
効果
パールには強い保護力があり健康でいられることができ、長寿を期待することができます。そして幸運を呼び込むともいわれていて、富を得て円満な家庭を築くことができるといわれています。
仕事面や学問では、刻々と成長するための力を手助けしてくれます。技術を習得することや高い目標に挑戦するための知識をしっかりと自分のものにできるように導いてくれます。
石言葉に「円満」とあるようにパールには愛情の象徴もあり、愛し合うという意味があります。そして、大切な家族や友人などの身内に対する愛情もそのなかに含まれます。
まとめ
パールの石言葉を見ると、全てにおいて良い意味が多いですね。総合的に見てバランスが良く、身につけていたいなと思わせる宝石だなと思いました。パールのついたアクセサリーは、パートナーや家族、友人など誰に贈っても喜ばれそうですね。