ダイヤモンドの原石まとめ

美しく一目見ただけで一目惚れしてしまうダイヤモンド。そんなダイヤモンドですが、私たちは美しくカットされた状態のものを目にしているかと思います。そのため、なかなか原石は見たことがないという方も多いのです。
今回は加工前のダイヤモンドの原石について紹介します。

ダイヤモンドの採掘について

ダイヤモンドはただ掘り返しても、全く意味はありません。内部にダイヤモンドを含んでいる石ころを掘り出してカットして、原石を見つけていくのです。
ダイヤモンドの原石というと大きいサイズではなくて、基本的には小さいです。しかしその小さいサイズでも見つけ出すことは非常に手間と時間がかかります。その原石をいかにきれいにカットして、無駄なく仕上げていくかが重要なのです。

ダイヤモンドの原石

〇メイカブル
形が不規則なものが多く、ゴツゴツしているのがこの原石です。メイカブルとは、「作る」ことが「できる」という意味の「メイク」+「エイブル」という言葉が組み合わさってできました。
その名の通り、個々の原石の形に合わせてカットされたり、研磨されることが多いです。
ダイヤモンドのレベルとして中級といわれていますが、仕上げが進むにつれて絶大な輝きを誇るダイヤモンドが採掘されることもあります。
しかしながら小粒のメイカブルは加工が難しいため、原石の75%をも消耗してしまうのだとか…
メイカブルは手頃なダイヤモンドから高級なダイヤモンドまで幅広く、当たり外れのあるダイヤモンドといえるでしょう。

〇ソーヤブル
正八面体の原石となっていて、のこぎり(ソー)で切れる(エイブル)ことが語源となっている原石です。
主にロシアの鉱山などから採掘されることが多いですが、宝石に加工されるのはわずか2割なのです。価値が非常に高く、無駄が出にくいのもそうですが、思うような形になりやすい原石です。
1つの原石から2つのダイヤモンドを研磨することが一般的となっています。

〇ニアー・ジェム
この原石は本来は工業用として扱われていたものです。簡単に説明すると、透明度が低かったり炭素の黒点が目立っていたりと、宝飾品として厳しい原石がこのニアー・ジェムなのです。
上記の二つの原石よりも約三倍もの研磨時間が必要だとされていても、それでも他の原石よりも輝きは圧倒的に衰えるのです。
主に価格の安いアクセサリーの一部となることが多いです。

まとめ

ダイヤモンド原石一つ一つによって全く違いますね。もし興味があるならば、原石の種類にもこだわってみましょう。

-知っておきたい情報コラム

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