数あるカラーストーンの中でも特に人気のあるルビー。自分がお気に入りのカラーストーンのアクセサリーをいつかは手に入れたいと憧れを持っている方は多いと思います。たくさんの人を魅了してやまないルビーの意外と知られていない秘密がありました。
今回はルビーの秘密について紹介します。
「ルビー」に込められた意味とは
赤いルビーには実はダイヤモンドよりも長い歴史があり、その時代から多くの人に愛され続けてきました。
〇ルビーの語源
ルビーの語源は「赤」を意味するラテン語の「ルベウス」からきているという説があります。
ちなみに和名では「紅玉」と呼ばれています。
〇ルビーに込められた意味
ルビーは古代より「勝利を呼ぶ石」と言わていました。様々な危険や災難から自らの身を守り、困難を打破して勝利へと導くパワーがあるとされていました。富と権力をもたらし、財産や名誉も奪われることなく、平和な障害を送ることができるとされたことから、王や権力者などが好んでつけていた石でした。
現在でも、ルビーは魔除けや幸福をもたらす大切な石とされています。
1.宝石言葉に秘められる意味
情熱、熱情、純愛、勇気、自由
成人の日などの記念日に、宝石言葉にある自由の意味を込め贈る習慣があります。
2.ルビーは神秘の力
旧聖書の中に、ルビーに関する文章がいくつか登場します。ミャンマーでは、ルビーは原初的な意味合いを持つとされ、神秘の力があると信じられているそうです。
3ルビーは妖精からの贈り物
ルビーの人の心を魅了する燃えるような赤い色に、文豪ウィリアム・シェイクスピアが「ルビーは妖精の贈り物」とつづったという話もあります。
ルビーの原産地
最高級産地とされるミャンマーをはじめ、タイ、スリランカ、ベトナム、カンボジア、マダガスカルなどが原産地にあげられます。
〇ピジョン・ブラッド
ミャンマー(ビルマ)のモロッグ地方は、他に比べひときわ良質なルビーが採れることで有名です。中でもモゴック鉱山で奇跡的に発掘される、深く透明な濃い赤色のルビーは、ハトの血という意味合いを持つことから「ピジョン・ブラッド」と呼ばれ、最高級ルビーと言われています。またミャンマーは紛争の危機にさらされ、ルビーの産出量の少ないためとても貴重な宝石です。
〇ビーフ・ブラッド
タイ産にも「ビーフ・ブラッド(ウシの血)」という意味合いを持つルビーがあります。このルビーは透明度が低く、鉄分を含んで黒味が感じられる赤色のため価格はミャンマー産の半分ほどで取引されています。他にもスリランカやベトナムなどで産出されます。ピンクに近い赤の石は「チェリーピンク」と呼ばれています。
まとめ
今回はあまり知られていないルビーの秘密を紹介しました。ルビーの中でも国によって色や価格な異なることや、ルビーに込められた意味がわかりました。みなさんもルビーに興味を持った方はたくさんルビーに触れて見てみてください。