宝石について深く考えたことはありますか?宝石を買う理由として、多くの方は見た目がきれいだからと直感で選ぶのではないかと思います。確かに見た目も大事ですが、そもそもなぜ宝石と呼ばれるのかなど正しい知識を身に着けることが大切になってきます。
今回は宝石についてお話していきます。
宝石とは
宝石とは希少価値が高く見た目が美しいもののことを指します。宝石といっても数多くの種類があります。
〇模造宝石
模造宝石とはいわゆる偽物です。ガラスやプラスチックをはじめとしたもので作られています。JJA(一般社団法人日本ジュエリー協会)では宝石としては認められていません。
〇天然宝石
研磨やカット以外で人為的な操作が加わっていない宝石のことをいいます。
〇人口宝石
人間によって生み出された天然宝石と化学合成、内部構造などが同じ宝石のことをいいます、こちらも模造宝石と一緒で、JJAでは宝石としては認められていません。
〇人造宝石
天然宝石とは違う物質を使用して作られています。ただしJJAでは宝石としては認められていません。
〇処理宝石
外見上の改良をはじめ、トリートメントと呼ばれる人口処理が加えられたものを指します。
宝石と呼ばれる条件
宝石と呼ばれる条件は3つあります。この3つをクリアしてこそ宝石と呼ばれるのです。
〇稀少性
価値のある宝石と判断されるには大切な条件の1つです。ダイヤモンドは美しさを持ちつつ稀少性が高いからこそ高値なのです。
産出量が少ないからこそ手に入れることができる機会が減るため、宝石の価値をさらに上げるのです。
〇美しさ
色や透明感、照り加減といった風に誰がどこから見てもきれいだと思うものが一番の条件となっています。ルビーやエメラルドといった個々に色が違っていても、それぞれが美しさを充分に持っているからこそ宝石として今もなお認められているのです。光沢や照り、透明度、輝きをどの角度から見ても格段に美しいものが宝石として認められるのです。
〇耐久性
いくらきれいだからといってほんの少しの衝撃で傷がついたり割れたりしてしまったら、身に着けることなんてできませんよね。高値で美しいものだからこそ、美しさをより長く保ち続けることができるのが理想的ですね。そうなるとやはり耐久性に優れたものの方がいいでしょう。
まとめ
今回は宝石と呼ばれる条件に付いて紹介しました。稀少性・美しさ・耐久性のこの3点が揃うことで、宝石と呼ばれるのですね。宝石の知識を深めていきましょう!