宝石は見た目がきれいなことから自分の直感でいいなと思った宝石を選ぶ方が多いかと思います。そんな宝石ですが、見た目だけでは判断できない条件があるのです。
今回は宝石のグレードを判断しているものについて紹介します。
宝石の価値
宝石は美しく長く身に着けることができて価値を持ち続けるものです。現在私たちが目にする宝石は近代の技術によって研磨されて、ジュエリーとなります。硬度の高い格式ある宝石がジュエリーとなると長く身に着けるようになり、価値を持ち続けるのです。
判断している主な項目
〇透明度
美しさの中で重要なのはこの透明度。特にダイヤモンドにとっては大切なものです。透明度が低いと全体の美しさが引き立ちません。外側の透明度ももちろんですが、内側の透明度についてもチェックが必要です。
〇形
輪郭や仕上げなどを指していて、形のバランスが乱れると輝きにも乱れが生じてしまいます。きちんとバランスが整っているか確認しましょう。
〇色相
無色透明の宝石であれば、グレーがかったものは評価は下がります。しかしその反面色相が感じられるものは評価が上がるでしょう。
〇色
カラーダイヤモンドでは、ある部分だけが色味が抜けて無色になっていたりなどもあります。色むらが起こっている場合もあるので注意しましょう。
〇彩度
純色に近いほど彩度が高くなり、他の色味が強く出てしまうと彩度は低くなります。天然の宝石ならば他の色味が混じってしまうことも多く、研磨などの加工を経ても改善しない場合もあります。
〇多色性
光を当てる角度によって色が違うように見えてしまう場合があります。そのため美しさに大きな影響を与えてしまうのです。
〇蛍光性
天然のダイヤモンドならば紫外線が当たると蛍光性を発揮します。しかしこの蛍光性が強すぎるとカラーなどに大きな影響を与えるのです。
〇インクリュージョン
インクリュージョンは、石そのものの輝きに悪影響を与えていないかが重要です。様々な角度から見て確認しましょう。
ダイヤモンドとそれ以外では鑑定が違う?
実は鑑定基準は、ダイヤモンドとそれ以外の石では変わってきます。ダイヤモンドには石を分けるための国際基準がありますが、それ以外の石にはありません。
また、ダイヤモンドには国際的な品質基準があるといっても、あくまで個別の石に対しての評価です。その1つの石が0.15カラット以上でなければ、鑑定書が付属することはありません。
まとめ
宝石を判断している基準はこんなにもたくさんあるのですね。みなさんも宝石の知識をもっともっと深めていきましょう!