サファイヤはダイヤモンドやルビー、エメラルドに並ぶ人気の宝石です。青の他にも青紫や紺色、黄色など様々な色があります。その中でもブルーサファイヤは際立って美しく、深みのある色が人気で価格も買取額も高くなっています。そんなサファイヤについて紹介していきます。
産地からわかるサファイヤの色の違い
サファイヤの青色は産地によって色が違い、それぞれの産地で違った名前で呼ばれています。
〇カシミール産→コーンフラワーブルー
パキスタンとインドの国境近くの地域でマハラジャが採掘を始めましたが、今ではもう本格的な採掘活動は行われていません。カシミール産のサファイヤは、矢車草のようにツヤを持った青色でコーンフラワーブルーといわれています。また最高品質で買取においても別格です。
〇マダガスカル産→ベルベットブルー
アフリカの南東沖にあるこの島ではアンドラナンダンボという地域で透明度が高いサファイヤが採掘されます。カシミール産のコーンフラワーブルーに近い鮮やかな青色が特徴で、カシミール産が減少しているのでマダガスカル産に注目されています。
〇スリランカ産→カワセミのブルー
スリランカでは2000年以上前からサファイヤの採掘が行われています。淡い色合いの紫がかった色のサファイヤが採掘されています。最高品質のものは、カワセミのブルーと呼ばれるサファイヤで、透明度に優れており、最高品質のコーンフラワーブルーに近い品質と絶賛されています。またスリランカ産は高品質のものが多く市場にでまわっているため、買取にも強い傾向にあるようです。
ブルーサファイヤのカット
サファイヤはダイヤモンドの次に硬く、繊細なカットが施せるのが特徴です。ラウンドカットやティアドロップ、オーバル、ペアシェイプなどがあります。たくさんの形を楽しむことができ、カット方法でも買取額が多少変わることがあります。業者によって値段が変わるので、多数の業者に査定を依頼しましょう。
査定ポイント
〇加熱処理
サファイヤは多くの加熱処理をされていますが、加熱処理はサファイヤの原石の発色を良くするために施されています。しかし、買取では加熱処理されたサファイヤより、加熱処理されていない天然の非加熱サファイヤの方の価値が高いため、買取額も上がります。
まとめ
査定に出す場合は、普段からすぐ汚れを取ったり、保管方法を気をつけることだけでもサファイヤの輝きを保つことができます。これらに注意して、宝石を扱いましょう。またサファイヤを持っている方は買取に出してみてはいかがでしょうか。