砂金は幼いころに川に行って探したことはありませんか。砂金は日本の川でも見つかっています。砂金は何なのか、どこでとれるのか不思議ですよね。今回は砂金について紹介していきたいと思います。
砂金ってなに?
砂金とは砂状に細かくなった自然金のことです。山腹に露出している金鉱脈が、雨風などの流水で洗われて、下流の川岸の砂礫(されき)の間に沈殿するのです。砂金取りを体験できる施設が各地で営業されており、一部の河川では実際に砂金を採取することができます。
砂金のもとってなに?
自然金には山金と呼ばれる砂金のもとになるものがあるのです。これは地下深くに流れているマグマの温度が下がり、熱水と呼ばれる金、銀、鉄、銅などの様々な成分が含まれている、水のようなものが岩のひびや割れ目に入り込み、その熱水に金の成分が含まれていると温度が下がり、固まった時に結晶となり金の鉱脈を作るのです。石英や金鉱石のような岩石中から採れる金を山金といいます。
砂金はなんで川で採れる?
砂金は最初から川にあるものではないのです。砂金は、金鉱脈が長い年月をかけて、地殻変動による隆起などで、岩や土砂が崩れ、水の流れで削られ、川や海などに流れてきたものを砂金と呼んでいます。砂金は川から採れるのですが、砂金は山金と比べると純度が高く99%で24kとなります。90%を超えているものが多く、北海道砂金は他と比べると純度が高いといわれています。
日本で砂金が採れる場所は?
日本各地に砂金が採れる場所はたくさんありますが、どの川でも採れるわけではないのです。蚊紋岩といわれる緑、もしくは黒っぽい緑色でこの蚊紋岩が多く見られる地層に、砂金が多く含まれているといわれています。北海道にもこの地層があり、砂白金(プラチナ)やヒスイ、ガーネットなどの宝石などとして使われている鉱物や砂鉄、辰砂なども産出されます。
北海道の、浜頓別町ウソタン川や、中頓別のペ―チャン川、登歌のパンケナイ川などでも砂金の他に、わずかではありますがこういった鉱物に巡り合うこともできます。
金はやわらかい
金は柔らかく、砂金1gの金で金箔約2畳分の大きさになるといわれています。爪などで押すと簡単に傷がつくほどです。金の柔らかさは、昔から装飾品を作るうえで利用されてきましたが、純金では柔らかすぎて変形したり、値段が高いという理由で銀や銅を混ぜて使われるのが一般的になっています。砂金などの小さい金でも金箔に加工できるのです。
まとめ
今回は砂金について紹介してきました。砂金は川できたものではないのですね。もし砂金を採りたいと思った方は、日本に砂金を採れる川があるので、是非、行ってみてはいかがでしょうか。